前回に引き続き、今回もキッチンのお手入れ方法をお伝えいたします。
今回は料理をするたびに汚れがたまってしまう、換気扇のお掃除方法と
キッチンの排水溝のお掃除方法をご紹介いたします。
換気扇は毎日掃除をする場所ではないかと思うので、いざ掃除をしようと思ったときに
油汚れやホコリ汚れに驚く場所でもあるかと思います。
排水溝はちょっと掃除をサボっただけでもヌメヌメになってしまうし
臭いが発生したりするので衛生面を考えてマメに掃除していきたいところですよね。
どちらもそんなに難しくないので、定期的なお掃除にお役立てください。
◎換気扇のお掃除方法◎
まずは汚れたままの換気扇をそのままにしてしまった際にどんなことが起こるか。
・汚れた空気の吸い込みが悪くなる
・回転するファンに負担がかかる
・虫の住処になってしまう
・垂れてきた油汚れに引火する可能性がある
料理の臭いが部屋中に広がってしまったり
電気代がかさむ、換気扇の故障にも繋がってしまいます。
特に下の2つは恐ろしいので、絶対に防ぎたいですね。
ここから具体的にお掃除方法についてご紹介していきます。
キッチンの換気扇には大きく分けて2種類あります。
プロペラファンとシロッコファンです。
おおまかな掃除の仕方は一緒ですが、分解の仕方が違うので
それぞれ分けてご紹介していきます。
おうちの換気扇と見比べたり実際に触ったりしながら読んでみてくださいね。
★プロペラファン
昔ながらの換気扇です。
吸い込んだ空気はダクトを通らずに直接家の外へ排出されます。
プロペラ型のファンが回転することで空気の流れを作ります。
分解の手順は
1.プロペラを押さえながら中央についているネジを回す。
油汚れが固まってしまってうまく回らない場合はドライヤーで温めてみる。
2.ネジが外れたらプロペラを手前に引っ張って外す。
3.カバーを少し上に持ち上げてから引っ張って外す。
★シロッコファン
現在主流になっている円筒型のシロッコファン。
吸い込んだ空気はダクトを通って家の外に排出されます。
金属製の板で覆われているタイプでレンジフードと呼ばれます。
分解の手順は
1.換気扇下面についている整流板を外す。
ネジを緩めたり、ボタンを押したり、フックを外すことで取り外せます。
そのメーカーによって多少の違いがありますので
取り扱い説明書があればそちらを参照ください。
2.フィルターを一度奥側に押し込んでから引っ張り外す。
3.中央についている円筒型のファンを外す。
周囲についている小さいネジと真ん中についている大きいネジを外す。
ファンが落下しないように気を付けながら下に引っ張る。
以上で分解が完了です。
すべての部品を外すと内部はこんな感じになります。
外したこの4種類を掃除していきます。
では、ここからは掃除の方法をご説明しますね。
用意するものは
・重曹
・スプレーボトル
・キッチンペーパーや布巾など
・大きめのごみ袋
・歯ブラシなどの小さいブラシやスポンジ
・ゴム手袋
・新聞紙
1.まずは重曹スプレーを作ります。
水200ccに小さじ2~3杯の重曹を混ぜてスプレーボトルに入れます。
2.換気扇本体に重曹スプレーを吹き付ける。
取り外した換気扇の部品ではなく、本体の方にスプレーする。
3.浮いてきた汚れをキッチンペーパーや布巾で拭き取る。
4.乾いたキッチンペーパーや布巾で再度拭き取る。
5.外した整流板やカバーに直接洗剤を吹き付け、キッチンペーパーで拭き取る。
洗剤は油汚れに強い「マジックリン ハンディスプレー」という商品がオススメです。
この作業は洗剤を使用するのでゴム手袋を忘れずに!
6.洗剤を使った箇所は布巾で水拭き、乾拭きする。
洗剤が残らないようにしっかり拭き取る。
7.シンク内にごみ袋をセットし、ファンやフィルターを入れる。
ちょうどいいサイズの段ボールがあればシンクでなくても良い。
8.ごみ袋に重曹を入れる。
部品にまんべんなくかけるようにする。
9.40~50℃のお湯を入れる。
部品が浸かるくらいのお湯を入れる。
10.重曹が袋内に広がるようにかき混ぜる。
11.2時間くらい置いておく。
12.ごみ袋の中で汚れを落とす。
歯ブラシやスポンジを使って丁寧に汚れを落とす。
13.水でよくすすぐ。
洗剤が残らないようにしっかり水で洗い流す。
14.布巾で水分を拭き取り乾かす。
下に新聞紙を敷いたところで乾かすと早く乾きます。
15.外した部品を元通りにセットする。
しっかり乾いたことを確認してからセットする。
重曹って便利ですよね。
強い洗剤を使わなくていいので安心・安全なのもありがたいです。
換気扇の汚れはあっという間に頑固なものになってしまうので
最低でも半年に1度、お掃除をしましょう。
◎排水溝のお掃除方法◎
排水溝のお掃除は流れが悪くなる前にしておかないと
自分では解決できない状況になってしまう可能性があるので要注意です。
ある程度の排水溝の汚れやヌメリであれば簡単に対処できますので試してみてください。
キッチンの詰まりの原因はいくつか考えられます。
最も多いのは油汚れです。
揚げ物をした後の油を直接流さないように
固めて捨てているというご家庭も多いかと思いますが
それでも洗い物などから少しずつ水に混ざった油が流れ
徐々に詰まりを起こしてしまいます。
突然水の流れが悪くなった場合は大きめの食材やスプーン・フォークなど
固形物が詰まっている可能性もあります。
基本的な排水溝の構造は
排水溝カバー→ごみ受けかご→ワントラップ→排水溝→排水管
となっていることが多いです。
ごみ受けかごは皆さんキレイに掃除しているかと思うので
ワントラップから下を重点的に掃除する必要があります。
部品を全部外すとこんな感じになります。
★排水溝の掃除手順
1.排水溝カバーを外し、ごみ受けかごをよく洗う。
歯ブラシなどを使うとキレイにしやすいです。
2.ごみかご受けの下にあるトラップを外して洗う
トラップは反時計回りに回して上に引っ張ると外れます。
トラップの内側も汚れていますので、よく洗ってください。
トラップを外すとすぐ排水管があるので、物を落とさないよう気をつけてください。
3.水のたまっている排水溝を洗う。
トラップを外した後は手の届く範囲をスポンジ等で洗う。
基本的には上記の掃除方法で大丈夫なのですが
排水管の汚れは手で落とすことはなかなかできません。
排水管の掃除にはパイプクリーナーを使います。
ホームセンターやドラックストアなど、どこでも売ってるかと思いますが
有名なのは「パイプユニッシュ」や「パイプハイター」でしょうか。
1.パイプクリーナーを使用する際はカバー、ごみ受けかご、トラップを外し
排水管が見える状態にします。
パイプクリーナーは汚れを分解する作用と漂白する作用があるので
黒ずみなども落としてくれるようです。
2.500ml程度を排水管の中に流し込み、水を流さずに1時間程放置します。
3.1時間経ったら外した部品を元に戻し、水を流せば完了です!
このようなお手入れ方法で解決しない場合や完全に流れていかなくなってしまった場合は
プロの出番かもしれません。
日頃からしっかり掃除をして綺麗なキッチンを維持してくださいね!
次回はトイレのお掃除についてご紹介させていただきます。
毎日使うところなので汚れやすいポイントですが
キレイを保って快適に使いたいですよね。
お楽しみに!
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